(八ヶ岳)冬の天狗岳・中山               平成12年12月24日入山
コース時間(休憩・食事時間を含む実際の時間)
1日目
 奥蓼科渋ノ湯(8:20)〜黒百合平(10:20 11:50)〜天狗岳(13:20)〜黒百合平14:40
日目
 黒百合平(8:15)〜中山(8:50 9:20)〜黒百合平(10:00)〜渋ノ湯(12:00        
特徴
冬山入門コース。天狗岳はアイゼンの練習によい。また、私の最も好きな中山の天国のような美しさは格別。
・今回は、カミさんの体調が悪く、2割ほど時間が多くかかったが、それでも、上記のコースタイム。のんびり歩き冬山を楽しむのに最高のコース。なお、今回は子供も同行した。「家族登山」に載せるか迷ったが、「夫婦の山」のお薦めコースということで、ここに載せた。
コース図
渋ノ湯を出発!
 
湯のすばらしい渋御殿湯を後に黒百合平に向かう。冬の八ヶ岳の代表的な入・下山路。
 渋ノ湯まで茅野駅から通年バスが運行されているが、午後1時を過ぎるとタクシーでの入山となる。

黒百合平までの樹林帯
 トレースはしっかりついている。黒百合平まで針葉樹やダケカンバの樹林帯の中のため、風の影響はない。下山時、吹雪だったが、樹林のおかげで頭が白くなっただけであった。
黒百合ヒュッテにて
 2時間半で黒百合平にある黒百合ヒュッテ。そこで、岩崎元郎さんに出会う。たぶん、ツアーのガイドをしていたのだろう。おまけに、今年マカルーに登頂した明大の山本さんを紹介してもらう。うーん。いいクリスマスイブだ
中山峠をすぎ稜線を行く
 摺鉢池を回るコースもあるが、無難な稜線を行く。雪は少なく、約3,40センチ。急な登りを越えると上部は岩綾。岩と樹氷のコントラストが美しい。
天狗が見えてきた
 
黒百合平を出る頃からガスが増え、視界が悪くなる。溶岩台地の緩やかな登りが終わると岩尾根の急坂になる。しかし、天狗が顔を出した。
天狗岳山頂
 視界5メートルの山頂。いつものように風が強い。気温、約マイナス12度。体感温度は?
 南がばっちり見えるはずなのに残念。
黒百合平への下り 
風の強さがわかる  
黒百合ヒュッテにはピアノがある
 
クリスマスイブの泊まり客は全部で5人。超贅沢な一夜であった。小屋内にピアノがあり、かみさんと息子が下手なピアノを弾いた。小屋のサンタがおでんのおかわりを持ってきた。
 外の幕営組は5組。
中山に向かう
 
北八でアルペンムードは天狗。しかし、美しさはといったら、もちろん中山。中山の山頂に向かう。黒百合平から約40分。
天国に近い中山
 
40分ほどで中山山頂に着き、そこから3分ほど下る。樹林帯を抜けると、中山展望台。岩塊に覆われた、広々とした平地。白いベールがかぶせられ、青白く輝く。風は大変強いが、私の最も好きな風景。
中山展望台
 
山と関係ないが、今回初めて山にデジカメを持っていった。デジカメは氷点下に弱いと聞いていたが、氷点下十度ぐらいでは問題ないことがわかった。
樹林帯
 
北八の樹林帯は美しい。るんるん気分で歩く。特に、にゅう分岐と中山峠間の道は美しい。
東天狗岳と西天狗岳 
 
このコースは天候さえよければ、80歳まで行ける。???行きたい。行ければ。
 
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