利尻岳 風雨の日本最北端の名山
コース時間(休憩・食事時間を含む実際の時間) 2012年7月12日
北麓野営場(5:03)〜長官山(7:44)〜避難小屋(7:56~8:10)〜利尻岳(9:35)〜北麓野営場(12:59) 
特徴
・現在の登山ルートは鴛泊(おしどまり)コースと沓形(くつがた)コース。沓形コースの三眺山から鴛泊コース分岐までは要注意。落石の多いところらしい。尾根も浸食が進み、悪天候の時は止めた方がいい。
・大雑把に言って、五合目まではトドマツの森林帯、八合目まではダケカンバ・ミヤマハンノキの灌木帯、八合目から上がお花畑です。
・携帯電話は山中の何処からでも繋がります。
・7月10日の夕方に島に到着。13日朝出る予定で民宿泊まり。予備日を設けていましたが、2日とも雨と風でした。2回登りました。
・登山口まで、どうやって行くかがささやかな問題です。民宿に泊まった登山客は私一人。宿の方に送迎してもらいました。
利尻岳全図
鴛泊コース図

北麓野営場。鴛泊市街地から4q、標高220m地点。
山頂まで約標高差1500mあります。
宿の方にここまで送ってもらいました。


登山口から10分で甘露泉。空きペットボトル(500ml)を4本用意し、水を補給。

5合目を過ぎ、森林帯を抜け、振り返る。

このような道が続く(下山時は川になっていました)。







長官山を過ぎ、約10分で避難小屋。無人小屋だが泊まれる。

ウコンウツギ
 

イワベンケイ





イブキトラノオ


ミソガワソウ

エゾツツジ


もうすぐ山頂。風が思いっきり強い。


1719mの利尻岳山頂
風の中、山頂に着くと4,5名の登山者がいた。今回は誰にも抜かれていないので(笑)、私の前を登っていたのだろう。
展望ゼロ!!!
下山中も登ってくる方はいなかった。
ここから沓形コースの紹介
前日に沓形から登り山頂を経由し鴛泊に下る予定でした。
 5合目登山口(標高415m)は雲っていましたが、入山し30分もすると雨になりました。
途中3人パーティー(東京、札幌)を追い抜き快調に進む。しかし、雨が強まる。8合目で10分ほど雨の様子を見る。まあ、三眺山までは行ってみよう!ザーザー降りの雨の中を進む。
三眺山でガスが抜け、目の前に荒々しい利尻岳岩稜が見えた。
この雄大な風景はここからしか見ることができない。一瞬にしてローソク岩もガスで見えなくなった。
 結局、三眺山で引き返しました。この先の親不知子不知は落石に大注意な場所。
下山途中、3人パーティーにも会わなかった。すぐ下山したようだ。
コース時間(休憩・食事時間を含む実際の時間) 2012年7月11日
5合目登山口(7:49)〜三眺山(11:11)〜5合目登山口(13:44)


5合目登山口(標高415m)



50分ほど進むと利尻山山頂が見えてくる。

シュムシュノコギリソウ

ヨツバヒヨドリ?

三眺山山頂が見えてきた。

登り始めて2時間後、沓形の港や海が一瞬見えた。右側の尾根を登って来たのだ。
この後、土砂降りになり、灌木の下で10分ほど雨の様子を見る。

三眺山直下でガスが消え、お花畑が見える。


左端が鴛泊コースとの分岐点。鴛泊コースは左の稜線を進む。山頂はガスの中。
この写真を撮った直後、真っ白になり何も見えなくなった。私にとっては唯一の貴重な写真(苦笑)。
ここから山頂まで45分だが、渋い箇所もあり止めた。
動画をお楽しみください。
鴛泊ルートの動画と三眺山からの利尻岳。
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