恐羅漢山スノーハイク 西中国山地最高峰。スキー場があるが、雪たっぷりのスノーハイクに絶好の山。
         ※6月の旧羅漢山のオオヤマレンゲの記事を追加。(2016.6.18本ページの下)
コースタイム 2010.2.20
牛小屋…夏焼峠…(途中で昼食)…恐羅漢山…スキー場(尻セード)…牛小屋
10:20   11:30              14:05      14:25          15:50
コース図


GPSの電池がなくなりトラック図は夏焼峠まで。その他は、推測です。

HさんのGPSトラック図(推測はほとんど当たっていました)
特徴・その他
・恐羅漢山(1346m)は西中国山地の最高峰。東側の展望は大変良いです。また、ブナも残り、降雪量の多い山域。そのため、一帯はスキー場になっています。スキー場の喧騒は嫌ですが、夏焼峠(ナツヤケノキビレ)経由で行けば、あまりスキー場の音は聞こえません。
・降雪量が多く、今回も前に団体が歩いてトレースがあったため楽でしたが、そうでなかったら、それなりのラッセルが必要です。そのため、ワカンは必ず持参を!
今回はHさん、息子さんのMさんと行きました。Mさんは樹木・環境ジャーナリスト。今回は樹木観察が主な目的でした。上記のコースタイムはほとんど役に立ちません。
・熊の生息域です。一人で行く場合等、鈴などを準備。私はいつも三連の鈴をぶら下げています。


牛小屋から入ります。駐車場最高点です。そこに着くと上記のような案内板があります。
実際、雪量によりますが、夏焼峠(ナツヤケノキビレ)まで40分程度。


スキー場の横のこんな道を進みます。
今日は天気がいいので沢山の登山者が登られているようです。
このトレースが山頂まで続いていました。


昨夜、結構降ったようです。新雪が美しい

美しい空。
いつも思います。樹上の白い雪と青い空。最高に美しい。


Mさんは冬の樹木の芽を調べています。次の本の執筆のために、必要な樹種を探し、調べています。

夏焼峠。左に行けば恐羅漢。
まっすぐ行くと(すぐ右)砥石郷山。
砥石郷山方面へのトレースは全くなかった。
砥石郷山も素晴らしい山です。

最初は少し登りですが、すぐになだらかな明るい稜線に出ます。

スノーボーダー遭難事件後できた表示板。
ところで
夏焼峠→夏焼けのキビレ→ナツヤケノキビレ
キビレとは鞍部?峠。
しかし、現場は鞍部でもないんだよなぁ。
キビレの語源の分かる方、教えてください。

左の表示板を過ぎ、再びささやかな登り。




昼食時間。Hさんがいつものようにおいしい雑炊を作ってくれる。各種野菜とホタテ、春菊の入った雑炊。最後に卵を落として完成。白く美しい雪と青い空。樹林の中で温かい雑炊をいただく。
この日は予想外に気温が高かった(4℃)。
ビールをもってくるべきだった!


温かい食事で体も温まり、ルンルン気分で雪化粧した樹林帯を歩く。至福の時だ。


山頂直下の風景。


美しい!


山頂で記念撮影。佐賀県から来られていた方に撮ってもらいました。


山頂から見る深入山


山頂の感じ。
稜線を続けて進むと、3,40分で旧羅漢山に行けます。
山頂からの展望はあまりよくありませんが、そばの大岩に登ると、展望が拡がります。今回はカット。


山頂から下を見るとすぐそこにスキー場ゲレンデ


恐羅漢山頂から、スキー場に下り、スキー場内をシリセードした。
上部はボーダーの少ない林間コース(傾斜も緩いので)を滑った。
Hさんが用意してくれていたビニール袋(肥料等が入っていた大きな袋)をお尻の下に敷き、斜面を滑る。
なぜか体重の重い私は加速率が高い。途中でビニール袋を外す、するとスピードが落ちる。

中間部からゲレンデを滑る。
非常識かもしれない!しかし、最高に面白かった。
「面白そうですね」と周りのスノボーダー。周りの人が嫌な顔をしたら、さっと止めましょう!



調子に乗って最下部まで滑り降り、気がつくと駐車場は上だった。
約20分以上登り返した。しかし、面白かった。
ちなみに、この日、Mさんが確認した主な樹木:(私も1/4いや1/5は分かります!:笑)
ヤドリギ実、アカミノヤドリギ実、トチノキ、サワグルミ、ハリギリ、キハダ実、ヤマトアオダモ、ホオノキ、スギ、カラマツ植林、ブナ、ミズナラ、クリ、ミズメ、クマシデ、サワシバ、アズキナシ、ナナカマド、カスミザクラ、ハウチワカエデ、コハウチワカエデ、アサノハカエデ、ウリハダカエデ、イタヤカエデ、オオカメノキ、ヤブデマリ、ヤマボウシ、ミズキ、コシアブラ、エゴノキ、ハクウンボク、オオバアサガラ、アサガラ、アオハダ、ノリウツギ、イヌガヤ、イヌツゲ、クロヅル、ツルアジサイ、イワガラミ、ツタウルシ、ヤマブドウ、ツルウメモドキ実、サルナシ、マタタビ
2012,4,2残雪期の恐羅漢山
いつもの牛小屋コースを行った。
途中(下トラック図参照)、雪山は全て自由なので左の尾根に早く回り込む。
予想通り、雪質もよくトレースもなく気持ちよく行けた。雪が多く十分楽しめた。
そして、スキー場は3月25日でクローズだったので、山頂からスキー場のど真ん中を駆け下りた。日に焼けた。
【コースタイム】 
牛小屋(10:08)〜早手のキビレ(10:57)〜恐羅漢山(11:49)〜スキー場駐車場(12:31)
旧羅漢山のオオヤマレンゲを求めて
2016.6.18
 楽をしようと最短「立山尾根」コースを登りました。ゲレンデは陽を遮る場所がありません。猛烈に暑かった!!樹林帯に入ると涼しい。恐羅漢山山頂に着くと、日陰がないので、すぐに旧羅漢山に向かう。うんと久しぶりのコースで平太小屋原の鞍部の感じは森を感じて、とても落ち着いた。サラサドウダンは残念ながら遅かった。全て散っていた。「こりゃ、オオヤマレンゲも遅かったかな」。いや〜な予感。旧羅漢山に着いた。すぐに大岩の周りを注意して歩く。おー茶色の花、発見。足場に着付けながら探す。一輪、新鮮なオオヤマレンゲの花を見つけた。
【コースタイム】 6km
牛小屋駐車場(9:35)〜立山尾根コース〜恐羅漢山(10:36)〜旧羅漢山(11:04オオヤマレンゲを探す11:22)〜牛小屋駐車場(12:40)

ゲレンデを適当に登り、初心者リフトの最上部に行くと、登山道表示がある。

このあたりはもっとも暑いところ。直射を受ける。しかし、ササユリが美しい。

樹林帯にはいると心地よい風が吹いていた。

夏焼峠からの道とぶつかる。ここから10分で恐羅漢山山頂。

恐羅漢山からを平太小屋原に下る。いい感じの空間。
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