宮島弥山 観光地などと、なめてはいけません。原生林と眺望が充分楽しめる山です。
コース時間(休憩・食事時間を含む実際の時間) 2008年10月3日
  宮島桟橋……紅葉谷登山口……分岐……弥山……駒ケ林……大元公園……宮島桟橋
  
8:10     8:35       9:20   9:45※ 10:30※ 12:00※  13:00
                                    
※それぞれ25分程度休憩(入浴含む) 
特徴
・弥山は超有名な観光地にある山のため、私は一度も行ったことがありませんでした。頸椎症ほぼ回復後、リハビリにいいと思い、行きました。予想以上に立派な山域に感心しました。そのため、このページを作成。
・厳島神社・前面の海・弥山原始林の宮島約14%が世界遺産だそうです。
・弥山は標高530m。展望台からの瀬戸内海の眺めは絶景。頂上には、本堂、三鬼堂、大日堂、毘沙門堂、文殊堂、観音堂等があり、私も健康祈願のお守りを買いました。
・弥山の植生は、神の島として木材の伐採が禁じられていたため、ほぼ自然状態の森林で覆われています。植生の中心はアカマツ。
・弥山に登る主なルートは以下のもの。しかし、尾根に直登するたくさんのルートがあるそうです。
@ばくち尾コース
A紅葉谷コース
B大聖院(だいしょういん)コース(2008・10復旧)
C大元(おおもと)公園コース
 初めての今回(下のルート図参照、カシミール軌跡図)は、紅葉谷コースを登り、大元公園コースを下りました。大元公園コースは樹林が多いため(軌跡図も飛んでいます)、暑い時期は「登り」に使った方がいいかもしれません。
・ばくち尾コースが尾根筋ルートの一つ(下記黄色実線)。展望がよく、多くの登山者に登られているそうです。
・国民宿舎「みやじま杜の宿」に日帰り湯(500円)があります。いい湯。しかし、ここから桟橋までの間で再び発汗(笑)。

※別ルートはこちらhttp://tssune3.sakura.ne.jpmiyazimamisen2.html
ルート図


GPS軌跡図(赤線)
黄色実線がばくち尾コース(一部)、黄色破線が駒ヶ林への直登コース

 紅葉谷コース登山口
 ロープウェー乗り場近くの分岐を右に行く。
ちなみにロープウェーは9:00が始発という。
山頂で観光客に会いたくないため先を急ぐ。


弥山登山口方面に行く。紅葉季節は登山客でごった返すという。


大変整備された階段が続く。階段はいつものことながら疲れる!


この階段を上りきるとロープウェー(獅子岩駅)からの道に合流する。登山口から約45分
途中で下山される二名の方(60歳代)に出会う。毎朝、この時間に登り、下っているという……!


南側の海が見えてきた。


本堂、三鬼堂等を過ごし、山頂に向かう。巨岩の下をくぐる。



 弥山山頂につくと展望台があった。その下はなんと売店になっていた。観光客のために当然か。今回、山頂で展望を楽しみながらのんびりしようと思い、缶ビール、ラーメン、コンロ等を持参してきていた。しかし、余りに暑い!!ラーメンを作る気になれない。おまけに売店にはうーんと冷えたビールが売っている。450円。……買ってしまった。

店主:「まだロープウェーの最初のお客さんが来ていないので、静かでいいですね」

私:「途中、下るお二人に会いましたよ。」
店主:「毎日の方ですよ。」



弥山山頂展望台


西側の風景(大竹側)


広島側の風景


西側に下り、駒ヶ林(中央上の岩)に向かう。
弥山極相林:宮島の北斜面は瀬戸内の極相林として貴重な存在。
森林は、クスノキ林、モミーツガ林、アカマツークロバイ林の三つに大きく分けられる。
アカマツークロバイ林は宮島では最も面積が広く、日当たりの良い所ではヤマツツジ、日陰ではイヌガシ、
谷ではミミズバイが下生えとしてよく見られる(「宮島の植生」から)。
写真右:クロバイ。


駒ヶ林の最後の登り!!結構疲れています。ご一緒に登りましょう(笑)

駒ヶ林にて(セルタイマーで撮りました)

       5分後、広島から来られた単独の登山者に会い、いろいろな情報をお聞きする。
毎月一回はこの山域に入っているという。この駒ヶ林には下から尾根伝いに来た(ルート図黄色破線)。一部藪こぎ、その他は展望もいいとのこと。さらに、奥の方にも面白いルートがあるとのこと。……宮島!と思い、軽く考えるのはいけんな!奥の深い弥山!と反省。
 その後、彼は本を読み始めた。一人で駒ヶ林でゆっくりする。実にいい!!


下る途中に出会った石仏


暗い大岩の中にある岩屋大師竜穴


岩屋大師竜穴の内部。ほうき等が置かれていた。


大元に下る途中、出会ったシカ。一匹だけだとかわいい。


11:55大元公園に下る。5分ほど先の国民宿舎「みやじま杜の宿」に寄る。
日帰り湯(500円)に入る。実に気持ちよい。しかし、桟橋まで25分ほど歩くその間に再び汗をかく。
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