2002年8月6日、屋久島の宮之浦岳に登った

(屋久島)宮之浦岳 古代杉の森から露岩の稜線へ、海上アルプスの旅。
コース時間(休憩・食事時間を含む実際の時間) 2002年8月6日
 淀川登山口(6:35)・・・・・淀川小屋(7:20)・・・・・小花之江河(8:40)・・・・・・投石平(9:40)・・・・栗生岳(11:15)
・・・・宮之浦岳(11:30)
・・・・・・・・・淀川登山口(16:30)                
たっぷり休憩時間を含んでいます          
特徴
・屋久島は亜熱帯から亜寒帯までの植生の見られる特異な島である。どこをどう歩いてもロマンあふれるすばらしい島である。本コースは、登山道も大変整備され、歩きやすい。私は30年ほど前、荒川ダムから縄文杉を越え縦走したが、今は、びっくりするほど整備されている。
・ヤクシカにも会える。水場も多い。ただ、営業小屋等はないので、それ相応の装備は必要。特に、雨具は必携。
・淀川登山口までが遠い。タクシーでもいいが、レンタカーを借りるともっと安く行ける。
永田岳、縄文杉、荒川登山口までの縦走はこちら
コース図
淀川(よどごう)登山口
  安房からタクシーで50分。お金もかかるし、帰り時間の設定も難しい。我々は午後5時に迎えにきてもらうように頼んだ。可能なら、レンタカーを借りるといい。屋久島には安いレンタカーがたくさんある。
 トイレも完備している。

 
淀川小屋
 うっそうとした原生林の中を、登り下りを繰り返し、最後は急坂を下り淀川の源流に建つ淀川小屋に着く。約40分。もちろん無人小屋。40名収容。広場にテントも張れる。昨日の泊まり客は珍しく2,3人だったという。しかし、帰りにこの小屋を覗くと、中はもちろん、テント場もいっぱいだった。



淀川の清流、混じりっけなしの縄文水。透明だ。
小花之江河
 淀川小屋より約2.3キロで小花之江河。日本式庭園を思わせる高層湿原。コケの緑と水、そして屋久杉林の美しい調和。

下山時、晴れた時の写真
花之江河
 小花之江河をすぎ丘を越えると花之江河(はなのえごう)。私はこじんまりした小花之江河が好き。

3箇所ロープもある
 登山道は整備がよく、木道や階段がきれいにつけられている。ロープは3カ所。

投石平・・・本コースで初めて宮之浦岳が見える。右写真の指の先。この写真も下山時。
ヤクシカとの出会い
 
投石平からシャクナゲやヤクザサの茂る急登になる。このあたりはヤクシカの姿をよく見るところ。
登り下りを繰り返しながら
 翁岳を下り、栗生岳に向かう。翁岳は宮之浦岳から見ると圧巻(下の写真)。

巨岩をすぎるともうすぐ山頂
宮之浦岳山頂
 露出した花崗岩に立つと、360度の展望。と言いたいが、このときはガスっていた。しかし、次第に景色が。下の写真。
 

 
なお、永田岳、縄文杉、荒川登山口までの縦走はこちら
美しい水
屋久島環境文化村センター
 下山後は、ぜひ宮之浦のこの文化センターへ。縦14メートル、横20メートルの大型スクリーンに屋久島の大自然の映像が映し出される。約20分。
飛行機から見える種子島
 泳ぐなら、一湊海岸へ。島で唯一の無料シャワー等が完備。帰り、飛行機から種子島が見えた