愛媛県の東赤石山

(愛媛県) 東赤石山  瀬場谷の美しい渓谷美、そして山頂の豪快な岩石群は、北アを彷彿とさせる
コース時間(休憩・食事時間を含む実際の時間) 2007年10月20日
 駐車場……登山口……瀬場谷分岐……K地点……瀬場谷分岐……赤石山荘分岐……赤石越……東赤石山……瀬場谷分岐……駐車場
  
7:25   7:30    8:15      9:35   10:10     12:20      12:50    12:57   15:10     15:50
                 
※約2時間のロスが含まれる。    
特徴
・東赤石山(1707m)は、西赤石山、二ヶ岳など個性的な山が集まる法皇山脈の盟主である。山頂部は橄欖岩の岩場が発達し、北アムードが漂う。
・また、瀬場谷の清流が清く、水量の多い時は滝も美しい。

瀬場谷分岐の橋を渡り、東側(左)の赤石山荘経由で行くか、西側の直登コースを行くか?
 私個人的には左コースがお薦め。渓流が心地よい。ただ、GPSによるルート図(右)にあるように、今回、私はK地点で突如、分岐まで引き返した。異様な獣の呻き声を聞いたからだ。この山域に「クマ」はいないはずだ。四国のツキノワグマは現在、徳島県から高知県にまたがる剣山山系に、わずかに生息していることが確認されているだけだ。たぶん、他の獣の呻き声だろう。四国の山、動物の生態に詳しい方、教えてください。……
 ガサガサという音の後に、呼吸音とともに「ヴォーッ」と3秒おきぐらいに20m離れた地点から私の方に向かって吠えたのだ!私は一目散に分岐まで戻った。
それから黒いものを遠くに見ると、全て熊に見える。そんなわけで分岐から右側の直登コースを行ったが、2時間の時間的ロスと気分的疲れも出てそこからのタイムは遅い。
・本来なら東赤石山に登った後、八巻山に登るとよいと思う。
・駐車場は筏津(いかだづ)山荘の駐車場を借りる。山荘の方にお断りを必ず言ってください。
ルート図(GPSによる軌跡図)

東赤石山山頂から(八巻山〜新居浜市街地)


駐車場は筏津山荘(写真)へ。
山荘の方にきちんと伝え、上の方の駐車場を使わせてもらう。

駐車場から約5分で登山口。
「東赤石山へのんびり歩いて4時間」と書いてある。普通に歩いて3時間。


瀬場谷を進む


丸木橋が見えてきた。橋を渡るとすぐ道が左右に分かれる。瀬場谷分岐。ここは左にとり、沢沿いに赤石山荘に向かう。


渓流を眼下に。


しばらく横崖道が続く。


植林地を過ぎると雑木に代わり、展望も開けてくる。


清流に迎えられる。心なごむ時。この後、丸木橋を渡り……K地点で「ヴォァーッ」!一瞬、呼吸を止める。
再び「ヴォァーッ」……。姿は見えないが20mほど先の森の中。
一瞬、ここまで登ってきたのに!?……「ヴォァーッ」。戻ろう!!!分岐まで。
K地点


分岐に戻り、右コース(直登コース)を行く
約2時間のロス。
直登コース(旧道)。
先ほどとは逆で、右側眼下に美しい清流。




K地点からうんと下り、再び登りが続く。少しバテてきた。ti


クロベの向こうにどこかの山頂が見えた。少し元気が出てくる。


このような道が一時間あまり続く。登りは楽だが、(下りは疲れた)。
この先で初めて「人」に出会う。美しいソロの女性登山者。
銅山越から西赤石山を縦走してきたとのこと。
「クマ」の幻影から逃れられた.
たぶん彼女のだろうブログ

気分も明るくなってきた


初めて東赤石山山頂が見えた。



東赤石山。確かに赤い!橄欖岩。

赤石山荘との分岐。

八巻山(はちまきやま)下部の岩峰群


赤石越に着き、少し登ると間近に東赤石山山頂!ヒノキに似たクロベとゴヨウマツが彩る。


北の眼下に新居浜の町


東赤石山山頂にて。(誰にも会わずセルフタイマーで。気温6度。風強し)
1707m。筏津からの標高差1024m。(ロスを含めると1400m)
実際の三角点は5分ほど先らしいが、少しばてた。
岩肌が赤っぽく見えるのは、「橄欖(かんらん)岩」が酸化したため。


山頂から南下の岩峰
壁紙用写真はこちら


八巻山
奥に西赤石山(左奥)、物住頭(中央奥)、上兜山
壁紙用写真はこちら


左の尾根を下る。駐車場に着くとクタクタだった。クマ事件のロスで心身ともに疲れた。
素晴らしい山だっただけにクマ事件が気になる。どなたか、この山域のクマ情報に詳しい方がおられましたら、教えてください。

下山時、振り返ると東赤石山がよく見えた。
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