島根県の大神ヶ岳・赤谷山立岩

(島根県) 大神ヶ岳・赤谷山立岩  頂上部に魅力的な岩場のある隠れた秀峰
コース時間(休憩・食事時間を含む実際の時間) 2007年10月2日
     大神ヶ岳・立岩山登山口……山葵天狗社……大神ガ岳………赤谷山立岩………登山口
        9:53            10:13      10:24      11:35(大休憩) 12:55
特徴
・登山口まで行くのが少しやっかい。六日市から国道187号線を日原方面に走り、七日市の集落から匹見に抜ける県道に入る。三葛の集落を過ぎ、「→吉和」の看板が出ている道に入る。この道は「三坂八郎林道」と呼ばれる林道で、登山口はこの道の入り口から約4kmのところ。この林道は台風後など通行禁止になることが多い。以前行った時も、通行止めで登山中止したことがある。
・大神ガ岳の岩場も素晴らしい。しかし、立岩の絶壁。大きな岩、と言うより巨大な絶壁。これは捨てがたい。是非、立岩までは行って欲しい。高山に出かけたような、嬉しい気分になります。
赤岩山周辺はクマに出くわす要注意箇所。今回は友人のOさんに同行してもらった。素晴らしい山だが、単独行は避けた方がよい。グループで、熊よけの鈴を持ち、しっかり声を出しながら登りましょう。おまけ:……マムシも多い山域。
 大神ガ岳山頂の断崖から下を覗き、そのままカメラを上に向ける。遠くに、うっすらと寂地山、小五郎山、安蔵寺山が見えた。
 ちなみに大神ヶ岳、ダイジンガタキと読む。漢字表現はいろいろあり、大神ガ岳や大神ヶ嶽という表記もある。本ページでも気分でいろいろ使っている。


ルート図(GPSによる軌跡図)
※このルート、GPSは全く必要ないコース。
しかし、大神ヶ岳を下り赤谷山に向かう途中(A〜B間)、GPSが怪しい。
ブナ、コナラや杉など高い木が密集して空が見えない 部分があったからだろう。
樹木による衛星受信の減衰は大きい 。

大神ガ岳ってどこにあるの?


林道三坂八郎線沿いの鳥居のある登山口。
登山口の標高約947m(だから大神ガ岳までなら登山標高差270m程度)。
しかし、赤谷山立岩までは行くべき。素晴らしい岩場です。

駐車場
 4,5台はしっかり置ける駐車場。平日の今回は私とO氏の二人だけ。終日誰にも会わなかった。


スギの植林地を進む

平岩にある看板


快調に進むOさん。ちなみに木の棒はステッキではありません!マムシ除けの棒です。


山葵天狗社
何と読むのだろう?わさびてんぐしゃ?


潜り岩をくぐり先に進む


岩壁の下を進むともうすぐ赤谷山との分岐に出る。まずは右に行き、大神ガ岳に向かう。


大神ガ岳山頂(1177m)
奥に赤谷山が見える。


大神ガ岳山頂のOさんを少し離れた岩場から撮る。あの岩に立つとは恐れ知らず!!


安蔵寺山とビール


山頂のシンボリックな樹


万が一熊に遭遇した時の鉈

分岐に戻り、立岩方面に向かう。→
ササが多くなり、天然杉の中を暑くもなく、快調に下る。
次第にドングリ類の樹木が増えてくる。

ブナ、コナラの木が増えてきた。熊出没情報の多い箇所。


赤谷山の立岩。あの上でゆっくりすることにする。


立岩頂上のOさん。別の岩場から撮影。


立岩から大神ガ岳を振り返る
大神ガ岳は杉林が多いが、こちら側はコナラが多い。


立岩山頂から。こんな景色を見ながら、超ゆっくりした。至福の時。
2014.11.11追加写真

立岩上部より南側の山々の連なりを見る。
右に安蔵寺山、左奥にうっすらと小五郎山。奥深い山域だ。
2014.11.11追加写真 詳しくはこちら

赤谷山山頂。展望がないので、休憩するならすぐ下の岩場がいい。
因みに、名著「西中国山地」(桑原良敏)には、
赤谷山(1181m峯)の山名は「立岩山」であると力説される。
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