能古島を歩く2015.12.01
 遠方の離島を歩きたい。しかし、金がかかる。近場で面白そうな島。……大学時代の友人のいる能古島に行こう。島の周囲12km、道の外周は8.5km。途中から小さなピークにもピストンするのでちょうどいい大きさだ。友人は現役の環境デザイナーだが、考えがあって、家族3人で「能古島」で生活している。夫婦ともに島から福岡に通っている。そんな能古島を歩くことにしました。超ミニ水平ハイク。カミさんに言うと、井上陽水の「能古島の片想い」の島ねという。知らなかった。
 姪浜の渡船場から10分220円。広島の似島に似ている。能古島は花の島と呼ばれる。しかし、今は何も咲いていないだろう。ただ、のんびり歩いてみたかった。奄美の島と違いハブもいない。しかし、果樹園や畑の周りに必ず柵があった。能古島はかんきつ類の栽培が盛んだ。1月の伊予かんに始まり、スイートスプリング、マーコット、天草オレンジ、デコポン、ブラッドオレンジ、ぶんたん、そして甘夏、ニューサンマーオレンジ。今はスイートスプリング。島の方に聞くとイノシシが島の人口より多いという。家の庭にまで入ってくるそうだ。「一周歩くのですが、出ませんよね。イノシシ!」と聞くと、「昼間は大丈夫だよ」と笑顔で答えてくれた。小春日和の一日でTシャツだけで歩く。
 気になっていたタブの木を探すためアイランドパーク内を2,3度ぐるぐる回った。展望台への登山道っぽい道をピストンした。結局、13km歩きました。
 コスモスの時期や花が多い時は凄い人が上陸するらしい。地元の方に「この時期はいいね。静かに歩けますよ」と言われた。事実、アイランドパーク内での中国人観光客の団体以外、だれにも会わなかった。

姪浜にある能古渡船場からフェリーが出ています。フェリーから見た能古島です。

左上部に展望台が見えてきました。動き出して10分で着岸です。

10:25.島に着くと、すぐに反時計回りに歩きます。静かな車道です。

福岡の街が上海のように見えます(笑)。

能古島は柑橘類の栽培が盛んです。そして、全ての果樹園に柵があります。
イノシシ被害が多いからだそうです。中にはジリジリと電流が流れる音がするものもあります。

道の脇に???手作りっぽい。

海側を見ると海の中道方面が。

11:08.能古島キャンプ場

当然、船着き場の先端まで行きます。

先端から振り返り、キャンプ場(海水浴場)全景を。

アイランドパーク方面に向かい少し登ります。

也良崎万葉歌碑
「沖つ鳥 鴨とふ小舟の 還り来ば 也良の崎守 早く告げこそ」(巻16・3866)

 海で遭難し帰らぬ人となった志賀の荒雄にちなんで、山上憶良が詠んだ歌だそうだ。
「鴨」とは、荒雄が乗り込んで遭難した船の名前。
のこのしまアイランドパークの中を
11:40〜12:40

中国人観光客に私の後ろ姿を撮ってもらいました。

これが目当てのタブの木です。

これも撮ってもらいました。ベンチに座っている私です。
アイランドパークから外に出ます。何度も行ったり来たりし一時間いました。
中で、うどんも食べました。

檀一雄文学碑に向かいます。

いい感じの森です。

面白くない檀一雄文学碑

いい感じです。

いざなぎ石といざなみ石

13:10.展望台から見た風景1

展望台から見た風景2

檀一雄文学碑まで戻り、探勝路に下ります。

3kmほどある探勝路ですが、海側の風景がほとんど見えませんでした。

西町に入ります。

14:10 白髪神社

港に戻ります。いい島でした。
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