高原温泉沼めぐり ヒグマの生息地と登山道が重なる美しき沼群を歩く
コース時間(休憩・食事時間を含む実際の時間)
2012年9月23日
ヒグマ情報センター(8:38)〜右回り〜ヒグマ情報センター(11:37)
感想
パンフレットには“大雪高原温泉にあるヒグマ情報センターから高根ヶ原の東側に点在する沼をつなぐ道がある。ここは大雪山でもヒグマの生息地と登山道が重なる地域で、ヒグマの行動状況によって、その日に歩けるコースが制限される”とある。山より高原沼巡りがしたくなり急遽、予定変更。ゾクゾクしながらシャトルバスに乗り換え、ヒグマ情報センターに行く。このセンターの建物内を通過しないと沼めぐりができない。10分ほどレクチャーを受け(義務:熊情報の多い場所の確認、出遭った場合の対応)、偶然集まった十人ほどで入山。ツアーのようで気楽だ。しかし、みんな遅く、どんどん抜いて行った。気が付くと私の前後に人がいなかった。ほどよい緊張感を持ちながら沼を巡る。沼は大小十ぐらいあり、一つ一つをよく覚えていないがどの沼も限りなく美しかった。
・右回りで一周する。幾つかの沼を見たらUターンする人が多いらしい。事実、最後のあたりは沢下りの感じで一般的な感じではなかった。私は3時間かけ一周した。実は、途中で動画ばかり撮り、気が付くとバッテリーが限りなくゼロになっていた。「もしクマに遭遇したら、一枚でも撮る」そんな気持ちでいたため、途中から沼の写真が少し減った。結局、ヒグマに遭遇できなかった。大きな足跡は見た。パトロール員がテープで囲ってくれていたので間違いない。この足跡のヒグマに出会ったら???しかし、本当は「彼ら」の生きる空間だったろうに、今は(私を初め)多くの人間が侵入し、どこかにひっそり隠れているのだろう。考えてみれば、可哀想なクマたちだ。
ルート図


GPS軌跡図ではありません


ヒグマ情報センターからスタート。


レクチャーを受けて出発。


初めはツアームードでした(笑)。

ヒグマの足跡です
沼巡りの様子:動画


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