東郷山の四本杉(広島市)  
コース時間(休憩を含む実際の時間) 2011年5月5日
≪コースタイム≫
東郷山登山口(8:48)…東郷山(9:48〜10:08)…4本杉(10:32〜10:38)…東郷山(11:14〜11:30)…登山口(12:08)
特徴
・東郷山は、巨大な四本杉で知られている。林野庁が日本全国から選んだ「森の巨人たち100選」に、広島県でただ一つ選定されている。しかし、東郷山山頂から四本杉までは道に迷いやすい。私も、行きはよいよい、帰りは怖いで、帰路少し迷いました。
・大森八幡神社付近から登るのが本来のルートです。私は腰痛もあるので、白井の滝付近まで林道を車で入り、そこに駐車し入山する予定でした。しかし、気がついたら東郷山登山口まで来てしまいました。
コース図

GPSトラック図

登山口から沢のせせらぎの音を聞きながら気分よく出発。途中、三つの鉄塔を通過。
その度に3分休憩。山頂までの道は素晴らしく整備されている。家族連れに向いているだろう。ちょうど一時間で山頂。

生後7ヶ月のお子さんを背負って大野神社から登ってこられたご夫妻が山頂で休んでおられた。
 ふと、昔の我が家を思い出した。一歳の子どもを背負い、多くの山に行った。4,5歳からは様々な山に自力で登らせた。岩場が好きで平坦なルートを嫌った。……若い夫婦が汗をかきながら山に登る。見ていて、とてもうれしい気分だった。
 ご夫妻は、最近、奈良から転勤で広島に来たとのこと。ご主人は岩や大峰山系の沢登り等がお好きだったらしい。
最近のキッドキャリーはキャリーの下部に15リットルの収納部がある。耐荷重は22kgという。

「四本杉に行かれますか?」と私。
「結構急らしいので、子どもを背負っては無理でしょう。下ります。今日はボッカです」
 健康的なご主人が冷静に笑顔で話される。

軽い気持ちで、ひとり、四本杉に向かう。

 彼の判断は正しかった!
初めはブナ林の美しい稜線だったが、すぐに急な斜面を一気に下る。
道も荒れ、ヤブも凄い。帰りは道を数メートル間違え、本当にヤブ漕ぎで山頂に戻ったほどだ(笑)要注意!!。
甘く見ていた(下調べをしなかった)私は疲れ切って山頂に戻った!

 突然四本杉に着く。4本の杉。細く見えるが、根元まで来るとその大きさを実感する。4つの株の根が融合したように見える。四本杉は、ロープが引かれ、触ることはできなかった。縄文杉のようだ。しかし、その威厳に満ちた存在感は本物だった。

東郷山の四本杉


TOP