北岳 北岳・間ノ岳・農鳥岳を6歳の子どもを連れて縦走しました。

南アルプス・ロングコース(北岳等)       1989年7月26日出発
コース時間(休憩・食事時間を含む実際の時間
 1日目
     広河原・・・・・・・・・・白根御池・・・・・・・・・・北岳肩ノ小屋
     6:10         8:50          12:20
 2日目
     北岳肩ノ小屋・・・・・・・・・・北岳・・・・・・・・・・北岳山荘
     8:30             9:10       10:00
 3日目
     北岳山荘・・・・・・・・・・中白峰・・・・・・・・・・間ノ岳・・・・・
     5:30          6:30         7:30
     西農鳥岳・・・・・・・・・・農鳥岳・・・・・・・・・・大門沢小屋
     9:50          10:35        15:05
 4日目
     大門沢小屋・・・・・・・・・・奈良田
     6:00           9:30
注意事項
・一日目は、子供のことを考えると、大樺沢より白根御池経由がよい。遥かに歩きやすい。
・二日目は、雨のため北岳山荘泊まりとしたが、農鳥小屋まで行った方が3日目の行程が楽。
・三日目の歩行時間は長すぎた。子供がいる場合、一日の行動時間は6時間程度にしたい。
・大門沢下降点から奈良田までは大変長い。たっぷり6時間はかかる。
ルート図

野呂川に架けられたつり橋をわたり、白根小池経由で北岳に向かう。
白根御池小屋前
 登り始めて約2時間30分で白根お池に着く。 
 北岳が背後に見えるすばらしいところだ。 
 雪渓横の草すべりをどんどん登る。
 

草すべりを登る!


小太郎尾根を登る!まるでネズミ男のよう。

登り始めて5時間で小太郎尾根。30分後、肩の小屋に到着。しかし、雨。山頂は明日にとっておこう

翌朝、雨。雨が止むのを待つ(7:13)。雨がやまないため、8:30に出発。

雨の中、山頂を目指す。
北岳山頂のネズミ男?達
雨、あめ、アメ・・・・

北岳から北岳山荘に下る
 
雨の北岳山頂を後に、北岳山荘に下る。
 雨の時の岩場には気をつけよう。
 夏場の南アルプス北部は南部ほどではないにしろ雨が多い。

 この日、雨がやむ気配がないので北岳山荘泊まりとした。
北岳山荘からの富士山
 
雨は多いが、その後にはこんな景色に出会えることも多い。
 南アルプスからは富士山がよく見える。
 
富士山をもっと見たければ、ここをクリック。
 下の左の写真は朝日の間ノ岳(右)。
 下右の写真は仙丈ヶ岳


中白峰に向かう(仙丈ヶ岳が美しい)



アオノツガザクラ(葉が栂によく似ている)
間ノ岳下の雪渓で遊ぶ
 
夏山の醍醐味のひとつは下界の暑さをよそに雪で遊べること。子供はこのことを忘れない。背後に見えるのが昨日雨の中を登った北岳。北側に甲斐駒ケ岳も見える。
間ノ岳山頂にて
 
間ノ岳の山頂はだだっ広くて、風も強い。
 風を子供は嫌がる。体の軽いため体が飛んでしまうのだ。
 横でカミサンの悲鳴も聞こえる。

 間ノ岳山頂からの風景はここをクリック。


農鳥小屋へ下る(左に見えるのが農鳥岳)

風が強い!!

農鳥小屋にて(カップラーメンぐらい食べたかったが、販売はなかった)

風はいやがるが、岩場は喜ぶ。








雪渓もたくさん残る。シリセードは面白い!!しかし、要注意。この時も止まれなかったら、危なかった。
下は、雪渓の割れ目だった(下の写真)。
大門沢下降点へ
 農鳥岳山頂からは、稜線伝いより左山腹を巻くほうがよい。
といっても右の写真のようだが。
 大門沢下降点からは長い。途中小屋があるのが救い。
 ただし、今もやっているかな?確認を。
 
 「山の壁紙」はこちら。是非ご覧ください。


大門沢小屋
 大門沢小屋に到着。朝5:30に北岳山荘を出て約9時間。六歳の息子、よく頑張りました。小屋を管理するご夫婦より「よく頑張ったね」と、ラーメン、ジュース、缶詰をもらう。営業小屋なのに?いいのだろうか。翌日、大雨の中、丸木の梯子を下ったり、朽ちた丸木橋を渡ったり(大雨で写真が撮れる状態ではなかった)、スリリングな体験をしながら、約3時間30分かけて奈良田に到着。

 下山後、登呂遺跡によって学習。親バカ。

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