早池峰山(北上山地)  
☆花あり岩ありの早池峰山最短コース。混みますが、花を楽しみたいなら8月上旬まで。
コース時間(休憩・食事時間を含む実際の時間) 2011年8月23日
小田越登山口(6:27)→五合目御金蔵(7:51)→早池峰山頂 (8:33〜8:55)→五合目御金蔵(9:39)→小田越登山口(10:52)     
特徴
・河原の坊の駐車場に車を置き、そこから入山し、小田越に下りる予定(河原の坊まで車道歩き、約30分)でした。しかし、雨のため心が折れ、小田越登山口と頂上のピストンにしました。最短コースです。
・早池峰山は塩基性の強い蛇紋岩の巨岩で全山が覆われ、この特異な環境から独自の進化を遂げた植物が多い山。ハヤチネウスユキソウ、ヒメコザクラ、ナンブトラノオなど早池峰山のみにしか生育しない固有種が沢山あるらしい。しかし、ほとんど時期的に遅く観ることができませんでした。ハヤチネウスユキソウに似たものは見ました(笑)。
麓の宿「峰南荘」に泊。登山シーズン(7月中旬〜8月上旬、ハヤチネウスユキソウを観ることができる)はもの凄い混雑だったそうですが、この日の泊まり客は私とカミさんの二人だけ。女将さんも素晴らしい方で話が豊か。食事もうまかったです。下山後、温かいシャワーも使わせていただきました。
ルート図(GPS軌跡図)


 本来、車は河原の坊の駐車場に置くべきですが、シーズンが過ぎているため、小田越の監視員詰所の方に断り、そばに置かせてもらうことにしました。そこから入山。


雨のため、山中でもゆっくりできない。カミさんはザックを止め、百円ショップのミニ袋を背負う。中はペットボトルとパンのみ。軽装で雨の中、ゆっくり6時半に登山口を出発。


コメツガ、オオシラビソ等の樹林帯の緑に心洗われる。


しばらくすると樹林が低くなり、巨岩が見えてきます。まだ、山頂は見えません。


赤い岩場の連続に感動。
東赤石山も似た赤い山肌であったが、
蛇紋岩・カンラン岩に含まれる鉄分が酸化して赤く見えるようだ。
高山植物も豊富なところ。
うまく冷たい空気を肺一杯に吸う。肺がきれいになった。


ナンブトウウチソウ。早池峰山特産種。


一月早ければ、美しいお花畑だろう。

ハヤチネウスユキソウではありません。時期が過ぎています。
ミネウスユキソウかもしれません。


振り返ると、薬師岳の稜線が少し見えました。


稜線に出るまでこんな道が続きます。


この鉄製梯子を越えると、すぐに9合目です。


雨のため、少し注意が必要です。


もうすぐ平坦地になります。


カミさんに撮ってもらいました。ルンルン気分の平坦地です。

一月早ければ、素敵なお花畑でしょう。

山頂の避難小屋(無人小屋)が見えてきました。中で軽い休憩食をとりました。
パトロールの方が毎日来られるようです。


早池峰山山頂(標高1917m)です。
何も見えない山頂で栃木から来られていたご夫妻に撮ってもらいました。
お二人は私たちが来てホッと安堵されているようでした。
混雑する山は最悪ですが、全く人と出会わないのも寂しく不安なものです。

下山時の五合目御金蔵にて休む私。雨も小降りになってきました。

登りの時なかったキノコが下山時はえていました。
動画