2000年7月29日〜31日にかけて針ノ木岳・スバリ岳等に登った。

(後立山)蓮華岳・針木ノ岳・スバリ岳・赤沢岳 扇沢をぐるりと囲むコース。コンパクトだが、縦走の醍醐味が得られる。
コース時間(休憩・食事時間を含む実際の時間) 2000年7月29日〜31日
 1日目
     扇沢・・・・・・・・・・大沢小屋・・・・・・・・・・針ノ木峠(針ノ木小屋)
     7:35       8:35          12:00 
 2日目
     針ノ木峠・・・・・・・蓮華岳・・・・・・・針ノ木峠・・・・・・・針ノ木岳・・・・・・・・・・スバリ岳
     5:30
        6:20      7:00       8:15         9:30
     ・・・・・・・赤沢岳・・・・・・・鳴沢岳・・・・・・・新越山荘
          11:30     12:30     13:30
 
3日目
     新越山荘・・・・・・・岩小屋沢岳・・・・・・・種池山荘・・・・・・・扇沢
     6:00        7:00         8:20      11:20
        
特徴
・こぢんまりした縦走だが、黒部湖をはさんで立山連峰から剱岳への大パノラマがいつも左側に広がるきわめて贅沢な展望コース。
・針ノ木峠からピストンで蓮華岳に行こう。
コマクサの群落がすばらしい。
コース図
サア、出発
  扇沢バスターミナル左側のトロリーバス・ゲート横から登山道に入る。
 
大沢小屋
  登山道は車道を時々横切る。
 小さな沢を二本渡ると
樹林の中にたたずむ大沢小屋に着く。
 早くもビールをいただく。
 扇沢より1時間。
針ノ木雪渓
 
大沢小屋から約30分で針ノ木雪渓の末端に取り付く。
今年は特別雪は多かった。雪の量によって末端位置はずれる。

 白馬大雪渓、剱沢雪渓とともに日本三大雪渓の一つ。
 
針ノ木峠ぎりぎりまで続く。
 

新越乗越からの針ノ木雪渓
針ノ木小屋前から
 北アルプスの山のほとんどが見える。
 燕、槍、奧穂、西穂 白馬、鹿島槍 水晶、赤牛 七倉、北葛・・・  
 カミさんはここでスケッチをした。
ちょっと蓮華岳へ
 空身で蓮華岳へ向かう。15分ほど登り、振り返ると、この後縦走するスバリ岳〜赤沢岳の稜線と、その奧に剱岳が顔を出した。
 頂上付近には、下の写真のようなコマクサの群落。鹿島槍とコマクサ。
蓮華岳からの下りで針木岳が見える
 華岳の下りで今から登る針ノ木岳(奧)が見えた。
 針ノ木小屋のそばに昨日登った雪渓の上端が見える。
針ノ木岳へ
 峠から西へ、針ノ木岳へ登る。しばらくハイマツの間
のきつい登りが続くが、その後の風景がこれ。

針ノ木岳から見る蓮華岳
針ノ木岳山頂
 360度の展望が開け、北アルプスのほとんどの山が見える。
 針ノ木峠から約1時間。
 もちろん、黒部湖も眼下に見える。

爺ヶ岳と鹿島槍
スバリ岳へ
 浮き石の多い急な下りをマヤクボのコルまで標高差160M程下る。
 そして、再び登る。
スバリ岳山頂でスケッチする
赤沢岳へ
 赤沢岳の沢は確かに赤い。
 途中ガスってきた。すると、正直なもので、ライチョウの親子と出会った。

 約1時間半で赤沢岳に着く。
ライチョウ
 展望の赤沢岳、鳴沢岳を通過し、新越乗越に13時30分に着いた。

左から、針木岳、スバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳。赤沢と鳴沢の間を黒部トンネルが走る。
岩小屋沢岳
 岩小屋沢岳を下り、種池山荘でビールをいただく。
 その後、柏原新道を下る。
 

キヌガサソウ
柏原新道を下る
  その途中、何でもないところで事故は起こった。丸太作りの階段を踏み外したのだ。起き上がると左膝が少し痛かった。そのまま、約2時間下って扇沢に着いた。あまりの天気の良さに立山も登ろうと思ったが、時間とともに膝が痛くなり、膝が曲がらなくなった。
 山口に帰り、1週間の入院となってしまった。山はすばらしかったのに、残念。
 不注意なミスに気を付けましょう。