アラリンホルン、ブライトホルン 「家族登山記録」第12弾 息子15歳の時の山行記録 初めてのヨーロッパアルプス登山

スイスアルプス登山(アラリンホルン・ブライトホルン等) 1998年8月13日出発
コース時間(休憩・食事時間を含む実際の時間
 1日目(グリンデルワルド・ファウルホルン・ハイキング)
     グリンデルワルド・フィルスト・・・・・・・・・・ファウルホルン・・・・・・・・フィルスト
     9:00                    11:30           15:00
 2・3日目(グリンデルワルド・アレッチ氷河歩き)
     ユングフラウ・ヨッホ・・・・・・・・・コンコルディア・ヒュッテ・・・・・・・キューボーデン
     13:00               16:00     8:00      14:00
 4日目(サース・フェー・アラリンホルン登山)
     ミッテル・アラリン・・・・・・・・・・アラリンホルン・・・・・・・・・・ミッテル・アラリン
     10:00             12:00            14:00
 5日目(ツェルマット・ブライトホルン登山)
     クライネ・マッターホルン・・・・・・・ブライトホルン・・・・・・クライネ・マッターホルン
     9:00                  10:20           12:10
 6日目(ツェルマット・スネガ周辺散歩) 
注意事項
・夏のスイス・アルプスといっても、氷河があったり、残雪があったり、降雪もある。
冬山の基本装備・技術が必要だ。
わが家の場合、冬に大山でアイゼン、ピッケルの使い方を練習させた。
・しかし、実際は、ピッケルよりストックの方が便利だった。
・アイゼンはワンタッチ・アイゼン(10本歯程度)が装着も早く、便利。
そのため、靴もプラスチック・ブーツとなる。
・高山病の影響はまったく無かった。山頂は4000mを越えていても、高所に泊まらなかったからだと思う。
・スイスは英語が通じにくい。フランス語・ドイツ語が中心。英語すら苦手なわが家が言葉に困ったのは言うまでも無い。
※登山ツアー会社を利用。
フィルストより
 
グリンデルワルドからフィルストまではロープウェイ。
 フィルストから約2時間のハイキング。
 フィルストから数分歩くと、背後に、アイガー、ユングフラウが見えてきた。 
 
ファウルホルンへ
 
牛が行く手をふさぐ道を進むと、ファウルホルンが見えてきた。
写真中央の低い突起がファウルホルン。
バッハアルプゼー
 「ゼー」とは湖のこと。
 下の写真はベッターホルンとバッハアルプゼー。
ファウルホルン山頂にて
 
150年余りの歴史を持つホテル兼業のレストランのある頂上だ。スイス名物のレスティーを昼食にいただく。ユングフラウヨッホ方面がよく見える。


アイガー、メンヒ、ユングフラウヨッホを望む3人

ユングフラウヨッホに向かう。この間の鉄道は大混雑。
団体客が多く、なかなか乗れなかった。
スイス人?いえ、もちろん、日本の観光客です。
スフィンクステラスまでは誰でも行けますから。
        スフィンクステラスにて


ヨーロッパ最大のアレッチ氷河24km
アレッチ氷河を下る
 
ガイドのMr.WARTERとザイルを結び、氷河24kmを2日かけて下る。外気2度が気持ちよい。
 ピッケルよりストックがよいというので、前日グリンデルワルドのスポーツ用品屋で買ったストックを使う。
下ってきた氷河を見上げる」 
 
右奥に見えるのがユングフラウヨッホ。クレバスに気をつけながら下る。
 さらに2時間ほど下り、崖の上にあるコンコルディアヒュッテに向かう。


コンコルディア・ヒュッテ
 外国人クライマーでごった返すテラス。彼らは明日、アレッチホルンを目指す。
 日本人に一人会った。
 小屋の感じは、日本の小屋に似ていた。決して広くなかった。  


息子の英語は通じたのか??


氷が増えアイゼンをつける。快調に飛ばす。しかし、クレバスが・・・・・・。


クレバス


我々以外誰もいないフィーシュ駅で友達になった自転車親子とカミさん。
フィーシュ駅〜ブリーク駅は鉄道。がら空きの鉄道。
ブリーク〜サース・フェー間はポストバス。
 それにしても、スイスの夏の鉄道、バスはどちらも空いている。日本の夏の「山屋」には考えられない世界。スイスの人たちは夏に山には入らないのだろうか?
サース・フェー駅から
 
バスを降り、サース・フェー駅を出ると、左端にかわいいアラリンホルンが顔を出した。右上のすごい山はドーム。ちょっと手が出せないかな。
 サース・フェーの町に興味のある方はこちら


ミッテルアラリンよりアラリンホルンを望む。
ガイドのアーノルド
 ミッテルアラリンでガイドのアーノルドとザイルを組む。
高度約600mを登る。生憎の天気で視界ほとんど利かず。ちなみにガイドは誰になるかわからないが、若手のホープ、アーノルドでカミサンはご満悦。
  アラリンホルン山頂にて
 4027mの山頂。 展望利かず、しかし、一瞬ドームが姿を見せた。




荒々しいドーム


サース・フェー駅〜スタルデェン間はバスで
スタルデェン〜ツェルマット間は鉄道でくる。
かつて私一人でマッターホルンに登りに来た町。
今回はカミさんと息子と。
電気自動車に乗って。

ブライトホルン
 
ツェルマットからロープウェーを乗り継ぎ、クライネ・マッターホルンに来る。今から登るブライトホルンが名前のように輝く。
頂上付近のやせ尾根と雪庇
 
雪原を30分ほど行くと、急斜面となり、アイゼンをつける。 前日夜の降雪でトレースが消え、雪が重い。 


ブライトホルン山頂にて。一瞬のガスが抜けた時。しかし、展望がきかなかった。残念。
ブライトホルン山頂から
 
山頂では視界がほとんど利かなかった。
この写真(左、下)は、家族登山でなく、私一人でマッターホルンに登りにきた時、前日に高度順応のために登ったときのもの。(真中がマッターホルン、左矢印下がドン・デロン、右矢印下がダン・ブランシュ。)

 その時、機会があったら、カミサンや息子をこの山に連れて来たいと思っていたのです。

ブライトホルン山頂からの180°のパノラマ


下りはじめると陽が差し始め、下り終わると青空になった。
グリンジゼーにて
 
ツェルマットからケーブルカーでスネガまで行く。 スネガから1時間ほど歩くと、グリンジゼーという有名な湖がある。エーデルワイスは見れなかったが、マッターホルンの絶好の展望台。 マッターホルンの現在の映像が見たい人はここをクリック

  「山の壁紙」はこちら。是非ご覧ください。 
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